今の気持ちと今後について
ジャニーズが大好きだった。
きみたちの見せてくれる景色が大好きだった。
それがわたしの世界の真ん中にずっとあった。これからもあり続けると思ってた。
NYCができた時のこと。
山田くんがソロデビューした時のこと。
田口くんが脱退発表したときのこと。
いろんなことを思いだした。
笑顔をくれるはずの人たちから笑顔が奪われる瞬間がたまらなくいやだ。途方もないほどつらい。大好きな人たちが道具のように使われるさまが泣くほど苦しい。
好きでいるのがしんどいな、と思って、今月はすこしジャニーズを追うのをやめていた。
いつも見てたライブDVDも見るのをやめて、レギュラー番組も録画だけにした。ジャニオタの本能かなにかで今回の出来事を回避しようとしていたんだろうか。
あのニュースを聞いてから、Twitterを起動させることも、テレビをつけることもしていない。心配した友人たちからの連絡もまだちゃんと返しきれていない。部活に神経を注いで、いろんなことから目をそらして、生活をしている。
ジャニオタをやめよう、と思って、ふと身の回りを見た。
紫のカバンは、小山くん。
赤色のネイルは、山田くん。
アイオライトのネックレスは、優馬くん。
いろんなことが、たくさんのものが、わたしが彼らを好きな証拠だった。身の回り、彼らのこと思い出すものばっかりで、つらかった。
生活のあらゆる場所に彼らの欠片があった。彼らと関係の無いものを探す方が難しかった。君がいない世界は無声映画みたいだ、って、だれかの歌を思い出した。
わたしの生活はアイドルでいっぱいだった。世界を彩ってくれる彼らが大好きだった。毎日が楽しかった。
なのにそんな彼らの努力を、愛を、尊厳を踏みにじるような力が、確かに働いていた。
大好きな人たちがその力の支配下にいるんだという事実そのものがたまらなくいやだった。
いまは、ひとりになりたくなくて、いろんな友達の家に泊まって、部活に行って、バイトに行っている。
ひとりになったら、泣き出して、死にたくなるほど辛くなるってわかってるから。
あの5人のコンサートに死ぬまでに絶対行くんだって、よく言ってた。田口くんの時もそうだった。死ぬまでに行くんだ。それっていつまでだよ。なんにもしなかったくせに。どこにも行かなかったくせに。口だけだったくせに。自分が愚かで馬鹿で嫌になる。情けない。
ジャニオタをやめたい、と思っている。
だけど、生活の中核に、節々に、彼らの夢の欠片が、愛が、たくさん散りばめられていて、日々を過ごすだけでたまらなく泣きたくなる。
それがいまのわたしの気持ちです。
今後のことについては、まだわかりません。
24時間テレビも、JUMPのコンサートも、優馬くんの舞台も、たまらなく楽しみだったのに、いまはどうしたらいいか、なんにも思いつきません。
一人旅に行くことにしました。
だから、ちゃんとわたしの世界を見つめてこようと思います。自分の世界がどんなものだったのか、彼らのことをどう思いたいのか、考えてこようと思います。
それからまた、だれかに心配をかけないように、言葉にします。ひと夏かけて、その答えを見つけます。
だから、その時まで。おやすみなさい。
Hey! Say! JUMPツアー2016「Dear.」7/30 2部
Hey! Say! JUMPツアー2016「Dear.」行ってきました!!!!!!!!
以下、しがないオタクのねっとりとした感想(感傷?)です。若干のネタバレあります。
コンサート全体を通しての感想を一言で、と言われたら間違いなくこう答えます。
「やるじゃん!!!!!!!!」
最近、色んなグループのコンサートに入らせてもらえることが増えて、KAT-TUNやNEWSやKis-my-ft2など、毛色の違う色んな現場を見る内に感じていたのは、JUMPの圧倒的なコンサートの弱さでした。
数はこなしているのに、どうしても「またか」って思えてしまう演出、振り付け、ダンス。踊って欲しい曲を踊ってくれなかったり、何度もなんども同じ曲をセトリに組み込んだり。そんなことが多くて、正直にいえば、JUMPのコンサートは本当に「まだまだ」なんだなと思っていました。
まだまだ、成長途中、発展途上。
そんな風に思いはしながらも、「もう10年になるのに。」心のどこかそう感じていたこともまた紛れもない事実です。
でも今回は、そうじゃなかった。
完璧じゃないかもしれない。まだまだ不完全で未熟かもしれない。
だけど、JUMPが確かに「世界を作っている」というのをしっかりと感じました。
masqueradeを筆頭にして仮面舞踏会をテーマに作られた今回のコンサートは、初めみんな仮面をつけて登場します。頭上には輝くシャンデリア、真紅色のカーテンと黄金色の手摺や柵。誰もが想像するような豪華絢爛な世界。けれどそれは形だけではなく、セットリストのあらゆる場面で、姿を変え、色を変え、時には使い道も変え、七変化させていきます。
小道具も、バックの映像も、ほんのちょっとの歌詞の変化も、衣装も、ダンスも、「今までとは違う」、確かにそう感じました。
10年間、山田くんの背中を見つめてきました。時には離れもしたけれど、10年間、彼の成し遂げるもの、作り上げるもの、描く世界、それを見たくて。
今回、その一部分を垣間見たと思いました。
一番それを感じたのは「Ride With Me」。わたしが大好きな曲で、JUMPの第二章の幕開けともいえる曲です。変えられたテンポやリズムや振り付け。わたしはその間、山田さんのことをただただ双眼鏡で追っていました。こんなに美しい人が、こんなに必死に全力に、大好きな曲を踊って歌っている。ライトが当たってなくたってシャカリキにガムシャラに。汗が飛び髪が乱れても、ただただ力強く踊る山田さんの横顔が、本当に、本当に、この世のものとは思えないくらい、綺麗でした。
そう思った瞬間、涙が溢れて止まらなくなって、時が止まったみたいにただただ泣いて、双眼鏡をのぞき込んで、彼のことを心の底から愛おしく思いました。
こんなに綺麗な人。
こんなに美しい人。
こんなに努力家な人。
こんなに好きでいたいと思える人。
こんなに好きでいてよかったと思える人。
こんなに好きでいることを誇れる人。
大阪城ホールのメインステージで踊り続けるその人が、わたしの自慢の、自信の、誇りの、源の、山田涼介さんその人でした。
アリーナにいた私は、泣きはらした顔で、トロッコから見下ろしている山田さんの顔をじっと見つめました。周りには山田くんのうちわを抱えた人がたくさん、彼に向って笑顔で手を振っています。わたしの真上を通っていった山田さんは、ただにこにこと嬉しそうに、幸せそうにこちら側を見ていました。その瞬間にやっぱり泣けて泣けて仕方なくて、「あぁ、この人の道を照らす光の一部に、私はなれているんだろうか」と思いました。ただきみが笑ってくれるなら、前へ進んでくれるなら、それだけでわたしは幸せです。
演出や構成に関わった山田さん。彼が進むなら、変わるなら、新しい道を歩むなら。わたしはずっとその道を照らし続けていたいです。
「同じ歩幅で」、と、最後の挨拶で彼の口から聞いた瞬間泣き崩れてしまって、どうしようもないオタクだなと思ったけれど、でもね、その言葉が私は大好きです。
JUMP9人、同じ歩幅で、ずっと一緒にいてください。
ゆっくりでも、ちょっとずつでも、真っ直ぐ、君たちの行きたい場所へ。
明るくて楽しくて可愛いJUMPも、コンサートで見つけた大人っぽくて色っぽくて強気なJUMPも、まるごと全部ひっくるめて、君たちの色にして。
きみの声、届いてるよ。
終わらない夢を、見たことない場所を、それを追い続けるきみの背中を、きみたちの背中を。どうか見つめさせてください。
いつもありがとう。
これからもよろしくね。
親愛なる Hey! Say! JUMPへ。