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ときめきフレーバー

2007年9月24日。最高のクラスメイト9人に囲まれた“永遠に卒業しない学校”に入学。

21歳になったラブホリ先輩の話

他グループ

わたしははじめ、彼のことをあまり好きではなかった。



わたしが中島健人という少年を知ったのは、2009年6月7日のことだった。

彼は、B.I.ShadowとしてNYCboysに合流し、山田さんと同じグループになったのだ。そのときわたしは彼をはっきりと意識はしなかった。なぜなら、NYCとして活動する山田さんのことを見るのがあまり好きではなかったから。今は見たくて仕方ないけれど。
つまりわたしは、その時中島健人に興味はなかった。顔の整ったJr.、それくらいの認識だったと思う。


それから3年。彼はSexy Zoneとして華々しくデビューをした。このときも、彼を好きではなかった。
Sexy Zoneモンスターペアレント並に猫っ可愛がりして、「佐藤勝利は砂漠に舞い降りた大天使ガブリエル」とか言って毎週ラジオを聴いている今の私を見ている方は信じられないかもしれないが、最初わたしはSexy Zoneを好きじゃなかったのだ。

何よりも、曲の合間に入るセリフが嫌だった。まるで一時期の山田さんを見ているみたいで。グループのみんなが、バラバラの方向を向いているように見えて。
今では山田さんのセリフも、しょりたんのセリフも、健人のセリフも、無感情の真顔で聞いていられるので、たぶんあの頃の自分が子供だっただけなのだけれど。


2014年、中島健人さんが強火山田担だと知ったころ、わたしはSexy Zone Channelを見始め、ラジオを聴き始め、黒服物語を見た。それで、彼のことをたくさん知った。



健人くんは、Sexy Zoneのなかでお兄さんで、リーダーだ。ふまけんと呼ばれるシンメコンビは、喧嘩したり、馴れ合ったり、揉めたりくっついたりしながら、デビュー当時若干17歳という若さで、チームの舵取りを任された。解体されたB.I.Shadowのことも、徐々に広がるグループ内格差も、メンバーの流動化も、年上二人組は、3人よりもたった数年生まれたのが早いというただそれだけで、すべてを受け入れ年下組をひっぱっていく立場にならざるを得なかった。


健人くんは、いついかなる時も余裕の人で、笑顔で、お茶目で、お調子者で、努力家で、そして努力を決して表に見せず、甘い言葉を吐く王子様で、ラブホリ先輩であり続けた。そしていまもそうあり続けている。

時にはそのキャラクター故に疎まれることもあるんだろう。でも、その軸のブレなさがいったいどこからくるのか、わたしは不思議で仕方がない。どんなにつらくても、どんなにグレてしまいたくても、彼はずっとアイドルだ。そして、ものすごく大人だ。


彼がどれだけこの仕事に愛情を持っているのかは計り知れない。
山田さんは、あのソロデビューのころから、「俺にはこの道しかない」と言うようになったけれど、山田さんの背中を追い続けている健人は、その言葉を最初から知っていたかのように背負い続けている。




わたしが彼らをしっかり見るようになって、一年が経った。


そのたった一年に、辛いことが多くあった。もういい加減にしてくれと思うこともあった。それでも、唯一の五人番組となっていたSexy Zone Channelを見る度に、五人の五人への愛情がたまらなく伝わってきて、なかでも健人が、どれだけこのグループを愛しているのかを知った。

悲しくとも今の体制になって、松島聡マリウス葉はセンターで踊ることが増えた。先日の少年倶楽部を見れば、そう出来る実力もついてきたように思う。


これはチャンスだ。
メンバーは言った。
全員が、センターを張ることのできるグループになる、チャンスだと。

この体制にはたくさんのチャンスが潜んでいる。その通りだ。流動化によって色々な色を出すことが可能になる。誰がセンターでも納得できるようになるだろう。Sexy BoysやSexy 松にもチャンスは巡ってくる。その体制が最高の状態かどうかはさておき、メンバーの言う「可能性」はたしかに存在する。
でも、一番大切なのは、最終的な着地点だ。

全員が平等なグループなんてほとんどない。そんなことは、ジャニオタならみんなわかってる。人気に偏りが出るのだってわかってる。わかっているけれど、それでも、全員が同じ歩幅で歩くグループの姿が見たいんだ。SMAPや嵐みたいに、個性と調和を両立させたグループになることを夢見てるんだ。また五人に戻したとき、せっかくSexy familyとして加入できたセクボや松の子達の気持ちはどうなる。このままずっと五人になれなかったとき、聡マリの気持ちはどうなる。
ジャニオタが事務所を叩くときは、そのアイドルの10年後の笑顔が見えない時だ。


わたしには、彼らを見守ることしかできない。

グループを俯瞰で見ることのできる健人くんに、「Sexy Zoneを守ってあげて」と言いたくなる。でも、彼は十分すぎるほど守ってきた。守り続けて戦い続けている。足を止めずに前へ進み続けている。誰よりも悔しくて悲しくて分からなくて憤ってるのは彼の筈なのに。全部を糧にして進もうとするのだ。グループが大好きだから。

彼はファンの思いも、自分のプライドも、メンバー愛も、ぜんぶ抱えて歩いている。だから何も言えない。
けれどせめて、彼には、笑顔でいて欲しい。

光一くんや山ちゃんにそっくりな、くしゃっとしたその笑顔が、いつかSexy Zoneの時代を作るとわたしは信じる。



中島健人くん、21歳のお誕生日、おめでとうございます。
こんなに素敵なあなたに、山田さんを尊敬してもらえて、JUMP担のわたしは誇らしいです。
わたしはあなたが好きだ。大好きだ。勝利くんも、風磨くんも、聡ちゃんもマリウスも、きっとあなたがいるから、その魅力を十分以上に引き出せているんだと思う。

この世界にやってきてくれて、ありがとう。