夜明けの空に何を叫ぼうか?
今日のMステを見る前から、確信はあった。
ああ、泣くだろうなって。
10周年のファーストシングル。大人になった9人のパフォーマンス。そんなの泣くに決まってるって思ってた。
でも、わたしは泣かなかった。
このあいだまでバイトの帰り道で、真剣SUNSHINEを聞きながら泣いてたわたしが泣かなかった。ただ呆けるようにテレビに見入るしか出来なくって、嬉しいんだか寂しいんだかよく分かんなくて。
ニューシングルが届いたのは今日のことだった。
予約し忘れてた初回を探しに街に出たのにどこにも置いてなくって、仕方なくアマゾンで頼んだのが届いた。
いつも通り、CDのパッケージを開けて、そわそわしながらミュージックビデオを見たのは多分今日の夕方くらい。あれ?って思った。なんだろう、この感覚。
すごく、すごく、安心して見られた。
今までどうだったっけ。思い返してみて、あ、そうだ今までいつも、そわそわしながらミュージックビデオを見てさ、大丈夫かな、ちゃんと出来てるかなって思って、不安で胸いっぱいのまんまハラハラしながら見てたの。それがなかった。それがなかったとき、あ、もう一歩先にいってるんだなって思った。
9人のパフォーマンス。大御所の人も居て、いつもならトークも不安でそわそわしちゃうのに、なんだか安心して見られる。JUMPの番が来ても、今までみたいに指先冷えたりそわそわしたりしなくて、「Hey! Say! JUMP」のパフォーマンスを見られたんだ。
わたしは縋り付いてたんだ、って気づいた。
「未熟なJUMP」に縋り付いてたんだって、今日やっと気づいた。
いつの間にかJUMPはわたしを追い越して、ほら行こうよって手を伸ばしてくれてた。それに気が付かなくて、気がつけなくて、わたしはずっと後ろを振り返っては、「大丈夫かな、来てるかな」って一人で勝手に不安になって、心配して。
止まってたのはわたしのほうだった。
気がついてあげられなくてごめんね。
それから、ずっとずっとそばに居てくれて、ありがとう。
わたしが今日出会った初めての「Hey! Say! JUMP」は、10年目の貫禄と20代の若々しさを兼ね備えた最高で最強の国民的アイドル。わたしが見てきた、ちっちゃくてか弱くて、9人で身を寄せ合って生きてるようなJUMPはもういない。
10年後をそっと想像してみた。2027年。Hey! Say! JUMPは20周年で、わたしは多分30歳。いまなにしてるかな?誰といる?どこにいるんだろう。
グループがやっとハタチになりましたって笑ってるJUMPはそこにいるかな。幸せな毎日送ってるわたしはそこにいるかな。それから、そこにいるわたしは、まだJUMPが好きですか?10年後の自分に聞いてみた。
そしたらね、もう十分って、幸せそうに笑ってる気がしたんだ。
2017年はHey! Say! JUMPの10周年イヤー。
だからもうここで、区切りにしよう。「未熟なJUMP」に縋って、甘えて、帰る場所にするのは、やめよう。
ずっと考えていました。区切るなら、きっと、今なんだろうって。
でも踏ん切りがつかなかった。甘えてた。今の居場所が心地よくて。居心地が良くって。
傍から見たら変わらないかもしれないね。でも、わたしのなかでちゃんとはっきりさせておきたいこと。
2017年いっぱいで、Hey! Say! JUMPから離れます。
山田担のまま、JUMP担を降ります。
「後悔したくないから」って理由だけで動いている自分に気が付きました。
「せっかく今まで集めてきたんだから」って初回盤を注文する自分に気が付きました。
それが誠実じゃないってこと、わかってたのに見ないふりしてました。
いまのJUMPを一番ちゃんと見られてないのは自分だって気が付きました。
その大きさに圧倒されてる自分にも。
でもね、NYCが出来て、JUMPから距離をおいたときとは違うんです。
違和感を覚えてるわけでも、嫌になったわけでもないんです。JUMPが大好きです。
あの時と違って、いまは、「またね」ってJUMPに笑える自分なんです。
買いたくなったらCDだって買うし、コンサートだって行くよ。
ほんとに傍から見たらなんにも変わらないかもしれない。これは単なるわたしの気の持ちようの問題。なんならいつか帰ってくるかもしれない。
だからぜんぜん寂しくなんてなくって、今は10周年のコンサートが楽しみ!
夜明けの空に何を叫ぼうか?
わたしは、君たち9人への愛を叫ぶよ。
Hey! Say! JUMPが大好きだ~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!