ときめきフレーバー

2007年9月24日。最高のクラスメイト9人に囲まれた“永遠に卒業しない学校”に入学。

男性恐怖症とジャニーズ

書こうかどうか、ずっと悩んでいた。
でもいつか向き合わななくちゃならないことだと思っていたから、今回このことについて書くことにしました。ジャニーズそのものの話とは少しずれてしまってごめんなさい。それでもよろしければ。





わたしは、高校一年生のときから男の人が怖い。
一般的に言われる「男の人が苦手なんです〜」というのと何が違うのかちゃんと説明しておこうと思う。

まず、電車に乗れなかった。
女性専用車両なんてものがない田舎に住んでいたので、通学もお出かけも必然的に電車で男性と乗り合わせる。それが恐怖で仕方なく、一人で電車に乗ることが苦痛だった。男性と密閉空間にいることが出来ないのだ。
だんだん苦しくなってきて途中で降りることもしばしばだった。電車に乗れないと学校にも行けないので、音楽を聞いたり、誰かに一緒に乗ってもらったり、本を読んだり、とにかく気を紛らわして乗っていたが、それでも降りた後の疲労感や冷や汗は尋常ではなかった。

次に、男の先生の授業が受けられなかった。
特に若い男の先生が怖くて、声を聞くのも嫌で、ずっと俯いていた。担任と相談して、どうしても辛くなったら保健室で休ませてもらうことにしたけれど、「保健室いってきます」の言葉を先生に言うことも出来なくて、友人に合図をしてわたしが教室を出た後に伝えてもらうようにした。目が合うことすら恐怖だった。
授業をうけもってくれていた男性の先生方には、女性の担任に相席してもらいながらもやっぱり怖くて、泣きながらお願いして回った。おおよその先生は、大丈夫だよと優しく言ってくれた。その優しさにも安心できない自分がつらかった。でも、なかには冷たい対応をされる先生もいて、仕方の無いことだと分かっていても辛かった。

最後に、これは現在進行形で、男の人に目の前に立たれることが怖い。
電車で座っている時に前に立たれること、話をする時に目の前に立たれること、模試で一番前の席の時の試験監督でもダメだった。冷や汗がでて、口の中がパサパサになって、めまいがしてくる。
基本的には自分が移動して回避しているんだけど、それができない時は八方塞がりになってしまってただただ耐えるしかない。その時間が私にとってものすごく苦痛だ。



ここまで読んで思ったことはたぶん一つだと思う。

「じゃあ何でジャニーズが好きなの?」。

答えは、「彼らが手の届かない存在だから」だ。



男の人が怖いというだけで、学校の友達、先生、家族や身近な人にとても心配と迷惑をかけた。外出も登校も苦痛で家から出ない日が多かった。
それじゃあだめだと分かっていながらも怖いものはどうしようもなくて苦しんでいた時、友人がJUMPのコンサートに誘ってくれた。いわゆる天井席から見た時、「あ、この距離なら大丈夫だ」と思った。だからこの距離から始めようと思った。彼らを好きになって近づけば少しは怖くなくなるんじゃないかと思った。
そしてその考えは見事に的中し、日常生活において困ることは少しずつ減っていった。
男の人に見られること、触れられることが怖くても、ジャニーズはアイドルだからファンサを要求しない限り目が合うことはないし、こちらから近づかない限り触ることも出来ない。だからその距離感はわたしにとってものすごく安心できた。
だから、わたしは山田くんにとても感謝してるし、恩を感じているし、この人に救われたと思う。

男性恐怖症だった、と書いたが、過去形にできるほど生活に支障がないわけではない。
電車は乗れるようになったけど混雑している車両に乗るのは怖いし、男の先生と話せるようになったけれどまだ目の前に立たれるのが怖いし、やっぱり怖くて話せない先生もいる。突然予期しないところで会うと飛び上がって驚いて逃げ出してしまう。彼氏どころかボディータッチですら具合が悪くなって、先生以外でとりあえずでも話せる男の人は幼なじみか家族程度。女の人のいない空間で男の人と話すことはできない。密室も苦手で、エレベーターに男性と二人になってしまうと息を止めたり、違う階で慌てて降りてしまったりする。

「苦手なだけでしょ」と言われることもあるけれど、「苦手」と「恐怖」は全く別物で、ピーマンが苦手なことあっても怖いことはなかなかないと思う。


頭では、男の人と一概に言ったってみんなが同じコピーロボットじゃないのは分かっている。
よくしてくれる先生や友人を男だということだけで避けてしまうのが申し訳なくて、情けないと思う。女だからってみんなが感情的じゃないのと同じで、男だからといって共通して同じ性格なわけじゃない。個性のあるそれぞれの人間だ。そんなのジャニーズのアイドルを見ていれば嫌というほどわかる。女だから、男だから、そういう言葉を使うのは自分自身でも嫌だ。
それでも本能的に、怖い、無理だと思ってしまうことがあって、こんなんじゃ駄目だと何度も何度も自己嫌悪に陥る。女だからって言われたくないのに、自分は人を男だからって避けている状況が許せなくて、すごく悔しかった。申し訳なかった。

女は男に力では絶対にかなわない。ずいぶん回数は減ったけれど、たまに考えすぎてしまったり、嫌なことを思い出すようなニュースを見聞きしてパニックになることがある。
それでも、ちょっとずつでも治していきたいと今は思っています。


世の中、いろんなことがあるし、わたしみたいに男の人が怖いと思う女性もいます。

そんな時、まずは絶対に手の届かないジャニーズを好きになってみるのも一つの手じゃないかと、わたしは思っています。
男の人が怖いなんて甘えるなと思われても、やっぱり本人はつらいし、周りの人や男の人にすごくすごく申し訳ないし、とっても自己嫌悪に陥っていると思うんです。
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