ときめきフレーバー

2007年9月24日。最高のクラスメイト9人に囲まれた“永遠に卒業しない学校”に入学。

傷心ジャニオタの東北弾丸一人旅〜前編〜

 

〜これまでのあらすじ〜

生活におけるジャニオタの割合がちょっとおっきすぎて疲れるから24時間テレビまでお休みしよーっと→SMAP解散報道→もうムリマジ病みジャニオタやめたぃょ……→東北いこ←イマココ!

 

フットワークの軽さで言ったらジャニオタって本当謎のポテンシャルの高さを発揮するなって思いました。こんばんはしらゆきです。

今回の旅の目的は文学館巡り&山形の親友に会う&自分を見つめ直すという感じで。最後の1個重いね。隣の人が激しくポケモンgoする夜行バスの座席からお送りします。

粉門帝国こと大阪からお土産片手に飛び乗った新幹線で東京に向かい、関東在住の家族と晩御飯を食べ、そのまま夜行バスで青森県五所川原ってところにゴーアウェイしました。豪雨と爆風伴う台風さんを追いかける形です

。日程がアホ。
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乗り込んだパンダ号にパンダ要素はひとつもなかった。
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到着した五所川原駅
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かと思いきや乗るのは津軽五所川原なのでこっちでした。改札が開いてないという青森の洗礼を受けおにぎり食べながら待合室で待機。受験勉強してる女子高生を見てました。生足が眩しい。


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生まれて初めて硬券を手にしてはしゃいでいるのも束の間、電車が来たらしく改札が開きました。ぱちんってされた。ぱちんってされた………………!


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乗ったのは走れメロス号。走るのはメロスじゃなくて電車だけどなんだか微笑ましい。さっきの女子高生も友達と合流してこの電車に乗っていきました。沿線の農業高校の生徒らしいです。


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降りたのは金木駅太宰治が生まれ育った街です。


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ぐんぐんひたすらとにかく歩く。


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着いたよ!!!!!太宰治文学館・「斜陽館」!!!!!

開館とほぼ同時くらいに行ったのでお客さんもまばらどころか貸切状態で、わたし、大はしゃぎ。


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あのね、クソ豪邸

なにこれ?って感じ。え?家?って感じだった。ちょっとした大使館みたいな感じ。ちょっとした大使館ってなんだよって感じだけど。一階は和室で二階は洋間でなんかめっちゃ広いし庭めっちゃある。蔵とかある。ほんとちょっとした大使館って感じ。(?)太宰が着てた服とか、使ってた物とかももちろん展示されてて、見ごたえありました。


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太宰治マントを着てはしゃぐジャニオタの図。お察しの通りタイマー機能さんにお世話になってます。めちゃ寂しかった。

 

その後すぐに修学旅行生がわらわらやって来たので、ポストカード約5000円分(!)を買ってそそくさと退散。入館料メチャ安かったのにポストカード買いすぎ問題。いいのいいの。


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メロス通りをてくてく行くと太宰治疎開の家に着きます。

中に入るといい感じに訛ったいい感じのお兄さんが迎えてくれて、太宰がこの離れに疎開するに至った経緯やそこでの出来事などを丁寧に教えてくれました。偶然会った中国人と2人でふんふん聞いてました。ジンと来たし、いい感じのお兄さんの朗読がいい感じなんだわ。泣きそうでした。


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2枚目3枚目は太宰の疎開当時の書斎です。座ると文才が上がるらしいので、早速坐って中国人に写真を撮ってもらいました!!!!!異文化交流!!!いえーーーい!!!!


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ごめん、嘘。セルフタイマーだわ。

なんかねビビるくらいのスピードで中国人いなくなってたわ。さすがだなって思った。さすが隋とか建てた人たちだなって思ったわ。

哀愁漂う横顔ほんと苦笑いしか生まれないけど許してね。ピザになってるけど。

いい感じのお兄さん曰く、斜陽館には人が沢山来るけど、疎開の家にはあまり人が来なくて勿体ないそうなのでお立ち寄りの際はぜひこちらも。個人的には斜陽館よりさらに身近に太宰を感じられたかなと。あとお兄さんがいい感じだった。

お土産にポストカードを買って(また?)お店を出る時に「お昼ご飯食べるとこあります?」って聞いたら「時間あるなら隣の駅の公園の近くの喫茶店にいったらいいよ」って言われたので猛ダッシュして乗りました。 

そしたら!なんと!偶然!
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太宰鉄道〜!

車内が太宰一色に染まり、太宰コンシェルジュ(?)みたいなお姉さんが乗客ひとりひとりに声をかけてくれてました。ひと駅だったからあんまりおしゃべりできなかったけど、めちゃおもろくてちょっと訛った素敵なお姉さんでした。

降りたのは芦野公園駅太宰治銅像があると聞いたので向かうことに。


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ほんとにね運命ってすごいと思うの。

わたしここついた瞬間めっちゃ雨に降られた。

太宰先生め……って思いながら駅横の喫茶店向かったらまぁ晴れたよね。ほんと太宰先生め……。


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昔の駅舎をそのまま喫茶店にしたので店名は「駅舎」。いいセンスです。

芦屋公園駅は太宰の作品「津軽」にも出てくるし、最近だとJR東日本の広告にも写真が使われたらしいですよ。吉永小百合が桜をバックにたってるやつ。アレ再現したかったんだけどセルフタイマーしかなかったのでやめました。


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どうでもいいんですけどこれ電車待ってる時におばあさんがやってきて、どうやら地元の方らしいんですけど、話しかけられたんですよ。なんて話しかけられたと思います?

「んしょわらんほいくだ?」

え?これなんて話しかけられたと思います?わたしもわかんないです。そんで後ろから来たおじいちゃんがね、

「んしょわらんほいくだ?って聞いてっげ」

って言うから、あれ?英英辞典かな?ってなりました。

どうやら「五所川原の方に行くのか」ってことらしいかったです。津軽恐るべし。

 


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五所川原に引き返したら今度はリゾートしらかみっていう特急列車に乗り込みました。家族連れや老夫婦に挟まれつつもメチャ楽しかった。


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座席かわいい。ファミリー用のボックスシートもあるみたいですよ。


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列車内に売店のカウンターがあります。

 
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景色のアナウンスもありました。これは津軽富士!りんご畑も通りましたよ。きれかった〜


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ちなみにお昼ご飯。なにもかもタコでした。


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そうこうしてるうちに青森駅に到着しました。超暑い。でも久々に海が見られてはしゃぎました。青森の海は青かった〜!


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このあと、青森から仙台まで高速バスで向かい、さらにそこから高速バスを乗り継いて親友のいる山形駅に向かいます。仙台駅めちゃ都会で焦った。東北の恐ろしさに触れた。


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山形駅に向かうまでの高速バス、隣にだいぶ顔がタイプの人が座ってて、あー顔がタイプだなーチャンカパーナみたいにならねーかなーとおもっていたら、そこに入ってきた一つのニュース。

高畑裕太の逮捕でした。

 

 

次回予告

ジャニオタ、傷心旅行で大はしゃぎするも旅行中にさらに傷心?!隣に座るイケメンな彼とのチャンカパーナの行方は?!〜賢治の里・新花巻へ向かう〜

お楽しみに!!!!!!

今の気持ちと今後について

 

ジャニーズが大好きだった。

きみたちの見せてくれる景色が大好きだった。

それがわたしの世界の真ん中にずっとあった。これからもあり続けると思ってた。

 

NYCができた時のこと。

山田くんがソロデビューした時のこと。

田口くんが脱退発表したときのこと。

いろんなことを思いだした。

 

笑顔をくれるはずの人たちから笑顔が奪われる瞬間がたまらなくいやだ。途方もないほどつらい。大好きな人たちが道具のように使われるさまが泣くほど苦しい。

 

好きでいるのがしんどいな、と思って、今月はすこしジャニーズを追うのをやめていた。

いつも見てたライブDVDも見るのをやめて、レギュラー番組も録画だけにした。ジャニオタの本能かなにかで今回の出来事を回避しようとしていたんだろうか。

あのニュースを聞いてから、Twitterを起動させることも、テレビをつけることもしていない。心配した友人たちからの連絡もまだちゃんと返しきれていない。部活に神経を注いで、いろんなことから目をそらして、生活をしている。

 

ジャニオタをやめよう、と思って、ふと身の回りを見た。

紫のカバンは、小山くん。

赤色のネイルは、山田くん。

アイオライトのネックレスは、優馬くん。

いろんなことが、たくさんのものが、わたしが彼らを好きな証拠だった。身の回り、彼らのこと思い出すものばっかりで、つらかった。

生活のあらゆる場所に彼らの欠片があった。彼らと関係の無いものを探す方が難しかった。君がいない世界は無声映画みたいだ、って、だれかの歌を思い出した。

 

 わたしの生活はアイドルでいっぱいだった。世界を彩ってくれる彼らが大好きだった。毎日が楽しかった。

なのにそんな彼らの努力を、愛を、尊厳を踏みにじるような力が、確かに働いていた。

大好きな人たちがその力の支配下にいるんだという事実そのものがたまらなくいやだった。

 

いまは、ひとりになりたくなくて、いろんな友達の家に泊まって、部活に行って、バイトに行っている。

ひとりになったら、泣き出して、死にたくなるほど辛くなるってわかってるから。

あの5人のコンサートに死ぬまでに絶対行くんだって、よく言ってた。田口くんの時もそうだった。死ぬまでに行くんだ。それっていつまでだよ。なんにもしなかったくせに。どこにも行かなかったくせに。口だけだったくせに。自分が愚かで馬鹿で嫌になる。情けない。

 

ジャニオタをやめたい、と思っている。

だけど、生活の中核に、節々に、彼らの夢の欠片が、愛が、たくさん散りばめられていて、日々を過ごすだけでたまらなく泣きたくなる。

それがいまのわたしの気持ちです。

 

今後のことについては、まだわかりません。

24時間テレビも、JUMPのコンサートも、優馬くんの舞台も、たまらなく楽しみだったのに、いまはどうしたらいいか、なんにも思いつきません。

 

一人旅に行くことにしました。

だから、ちゃんとわたしの世界を見つめてこようと思います。自分の世界がどんなものだったのか、彼らのことをどう思いたいのか、考えてこようと思います。

 

それからまた、だれかに心配をかけないように、言葉にします。ひと夏かけて、その答えを見つけます。

だから、その時まで。おやすみなさい。

 

Hey! Say! JUMPツアー2016「Dear.」7/30 2部


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Hey! Say! JUMPツアー2016「Dear.」行ってきました!!!!!!!!

 

以下、しがないオタクのねっとりとした感想(感傷?)です。若干のネタバレあります。

 

 

 

 

 

コンサート全体を通しての感想を一言で、と言われたら間違いなくこう答えます。

「やるじゃん!!!!!!!!」

 

最近、色んなグループのコンサートに入らせてもらえることが増えて、KAT-TUNやNEWSやKis-my-ft2など、毛色の違う色んな現場を見る内に感じていたのは、JUMPの圧倒的なコンサートの弱さでした。

数はこなしているのに、どうしても「またか」って思えてしまう演出、振り付け、ダンス。踊って欲しい曲を踊ってくれなかったり、何度もなんども同じ曲をセトリに組み込んだり。そんなことが多くて、正直にいえば、JUMPのコンサートは本当に「まだまだ」なんだなと思っていました。

まだまだ、成長途中、発展途上。

そんな風に思いはしながらも、「もう10年になるのに。」心のどこかそう感じていたこともまた紛れもない事実です。

 

でも今回は、そうじゃなかった。

完璧じゃないかもしれない。まだまだ不完全で未熟かもしれない。

だけど、JUMPが確かに「世界を作っている」というのをしっかりと感じました。

 

masqueradeを筆頭にして仮面舞踏会をテーマに作られた今回のコンサートは、初めみんな仮面をつけて登場します。頭上には輝くシャンデリア、真紅色のカーテンと黄金色の手摺や柵。誰もが想像するような豪華絢爛な世界。けれどそれは形だけではなく、セットリストのあらゆる場面で、姿を変え、色を変え、時には使い道も変え、七変化させていきます。

小道具も、バックの映像も、ほんのちょっとの歌詞の変化も、衣装も、ダンスも、「今までとは違う」、確かにそう感じました。

 

10年間、山田くんの背中を見つめてきました。時には離れもしたけれど、10年間、彼の成し遂げるもの、作り上げるもの、描く世界、それを見たくて。

今回、その一部分を垣間見たと思いました。

一番それを感じたのは「Ride With Me」。わたしが大好きな曲で、JUMPの第二章の幕開けともいえる曲です。変えられたテンポやリズムや振り付け。わたしはその間、山田さんのことをただただ双眼鏡で追っていました。こんなに美しい人が、こんなに必死に全力に、大好きな曲を踊って歌っている。ライトが当たってなくたってシャカリキにガムシャラに。汗が飛び髪が乱れても、ただただ力強く踊る山田さんの横顔が、本当に、本当に、この世のものとは思えないくらい、綺麗でした。

 

そう思った瞬間、涙が溢れて止まらなくなって、時が止まったみたいにただただ泣いて、双眼鏡をのぞき込んで、彼のことを心の底から愛おしく思いました。

こんなに綺麗な人。

こんなに美しい人。

こんなに努力家な人。

こんなに好きでいたいと思える人。

こんなに好きでいてよかったと思える人。

こんなに好きでいることを誇れる人。

大阪城ホールのメインステージで踊り続けるその人が、わたしの自慢の、自信の、誇りの、源の、山田涼介さんその人でした。

 

アリーナにいた私は、泣きはらした顔で、トロッコから見下ろしている山田さんの顔をじっと見つめました。周りには山田くんのうちわを抱えた人がたくさん、彼に向って笑顔で手を振っています。わたしの真上を通っていった山田さんは、ただにこにこと嬉しそうに、幸せそうにこちら側を見ていました。その瞬間にやっぱり泣けて泣けて仕方なくて、「あぁ、この人の道を照らす光の一部に、私はなれているんだろうか」と思いました。ただきみが笑ってくれるなら、前へ進んでくれるなら、それだけでわたしは幸せです。

 

演出や構成に関わった山田さん。彼が進むなら、変わるなら、新しい道を歩むなら。わたしはずっとその道を照らし続けていたいです。

「同じ歩幅で」、と、最後の挨拶で彼の口から聞いた瞬間泣き崩れてしまって、どうしようもないオタクだなと思ったけれど、でもね、その言葉が私は大好きです。

 

JUMP9人、同じ歩幅で、ずっと一緒にいてください。

ゆっくりでも、ちょっとずつでも、真っ直ぐ、君たちの行きたい場所へ。

明るくて楽しくて可愛いJUMPも、コンサートで見つけた大人っぽくて色っぽくて強気なJUMPも、まるごと全部ひっくるめて、君たちの色にして。

 

きみの声、届いてるよ。

終わらない夢を、見たことない場所を、それを追い続けるきみの背中を、きみたちの背中を。どうか見つめさせてください。

 

いつもありがとう。

これからもよろしくね。

 

親愛なる Hey! Say! JUMPへ。